こんばんわ、矢印です。
前回に続き今回は1章「後半」の物語あらすじをまとめました!
追われて逃げるカナタとミゼラ。2人の未来はどっちだ!ということで続きをどうぞ!
前半を読んでいない方はこちらからお読みください。
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テイルズオブクレストリアのストーリーあらすじまとめ!読み飛ばした人のために5分でわかるテイクレ1章前半の物語【咎我ヲ背負いて彼は発つ】
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STAGE9 罪の牙
執行者に追われ、森まで逃げた2人。しかし執行者はまだ追ってくる。
「ここでお別れだ」カナタはミゼラにそう告げ、1人で逃げることを決意する。ミゼラの「罪」も自分が被り、ミゼラにはクレス先生の元で幸せになるよう言い残して。
そして1人走り続けるも「人々の執行を求める声」に心折られたカナタは、ついに倒れてしまう。にじり寄る執行者。
もうダメだと思ったその時、両手に銃を持つ不敵な笑みの男が現れ、執行者を蹴散らした。
カナタを「咎我人」と見抜いたその男は、「”国”から来たのか?」と問いかける。カナタの反応からそうではないと悟った男は、「またハズレをつかまされた」とぼやく。
そこにまた執行者が現れ、罪の意識からか逃げようとしないカナタに男は言う。
「在りたければ消せ!居たければ蹴り落とせ!欲しければ奪え!望むなら掻き斬れ!それが狭苦しい世界の心理だ」
他人が望んだ断罪で自分の存在を消してしまうのか。自分の意志はないのか。
「それなら」とその男は、自分の手でカナタを殺してやると襲い掛かる。男にやられるその間際、カナタの目には涙が浮かんでいた。罪を犯しながらも、執行を望みながらもカナタは「生きたい」と強く願っていたのだった。
すると男は突然カナタの胸を黒く光る剣で突き刺す。そして「自分の罪に後悔しているのか?」と問いかける。「自分の罪に後悔していない」そう気付いたカナタに、男は「罪に飲まれるか、罪を喰らうか、選ばせてやる」と言った。
罪を喰らったカナタは、その右手の「罪の刻印」を「ブラッドシンの刻印」へと変化させ、「忌王の剣 プレイズ・オイディプス」を引き抜いたのだった。
三度現れた執行者に、カナタはブラッドシンを使い立ち向かう。カナタに力を貸す男。どうして助けてくれたのか問いかけると、罪に飲まれず「ブラッドシン」を引き出せたのはカナタが初めてだと言うその男は、さっきまでとは違い自分の意志で生きると決めたカナタを、殺す理由はもうないと続けた。
「ヴィシャス」と名乗り、立ち去ろうとしたその男に、カナタは一緒に行ってもいいかと問う。ヴィシャスは自分の意思なら好きにしろと言い、歩き出す。
時は少し戻り、ミゼラは葛藤していた。カナタを自分の罪の犠牲にしていいものかと。そこへ聞こえるカナタの叫び声。ブラッドシンを手にしたカナタを見た彼女は、「あんなのカナタらしくない」とつぶやく。
STAGE10 咎我鬼
ヴィシャスと共に行くカナタ。どこに向かっているか聞いてもヴィシャスは「ナイショ」と言い教えてくれない。
そこへ騎士団が現れる。ビジョンオーブに罪を転映されたが執行者に裁かれなかった罪人は騎士団が裁くのが決まりとなっている。咎我人になるためには多くに断罪を願われる必要があるのだ。
そんな「常識」を知らないのを不思議に思ったカナタに、ヴィシャスは「ビジョンオーブを持っていない」と告げる。生まれたときに必ず与えられるビジョンオーブを持っていない・・・ヴィシャスは「咎我鬼」と呼ばれる存在であった。
次から次へと現れる騎士団。こんなに大勢の騎士団がいることに疑問を抱くカナタ達の前に、謎の男が現れる。数多の街や村を滅ぼし大勢の命を奪った咎我鬼、ヴィシャスがこの辺りにいるとの情報を得て騎士団を引き連れてきたのだ。
罪人であっても自分の意志で生きる、そう言ってヴィシャスは謎の男を「”安売りの正義”を振りかざすバカ」と嘲る。
「ミダスメグール王国騎士団長イージス・アルヴァ」と名乗ったその男は、ヴィシャスに決闘を申し込む。
そこにもう1人、イージスに加勢する男が現れた。イージスにリオンと呼ばれたその男は、カナタ達が二人だから条件は同じ方がいいと加勢した。ミダスメグール王国の客員剣士であるリオンもまた、咎我鬼や咎我人に対して思うところがあるようだ。そして決闘が始まった。
しかし実戦になれていないカナタは、イージスやリオンとの闘いで激しく消耗する。「やられる」と思った刹那、カナタが突然消えた・・・足元の穴に落ちてしまったのだ。
「いい運持ってるじゃねぇか」と、続いて穴に飛び込むヴィシャス。イージスが追おうとするも、うかつに入るべきではないと言うリオンに従い穴の出口を探すべく周辺の探索に周る。
STAGE11 生きるという事
穴に落ちたカナタは気を失っていた。目が覚めるまでの間、迫りくる魔物からカナタを守っていたのはヴィシャスだった。
ヴィシャスがカナタにここまでしてくれるのは「カナタが生きたいと思ったから」だという。
カナタは「それだけ?」と言いながらも、自分が生きたいと願うことの矛盾への葛藤を話す。罪を犯した、父を殺した自分が生きたいと思ってしまった。居場所もないのに、と。
「生きるのに意味なんていらない」と言うヴィシャスは、さっさと地上へ出ようとカナタを急かす。
地上への道を捜索する2人は、凶悪なモンスターに遭遇してしまう。かつて出会った「森のヌシ」だ。
カナタは昔を思い返す。クレス先生に稽古をつけてもらっていた時のことだ。稽古が終わったクレスは、森へ行くと言う。剣術修行で世界を旅していたクレスがこの村に行き着いたとき、親切にしてくれたのが剣術道場の師範であったミバル、そしてそのミバルは「森のヌシ」と呼ばれるモンスターに殺されてしまった。恩に報いるため、クレスは森のヌシを倒すまではこの村にいると言っていた。
なんとか森のヌシをやり過ごした2人は、ようやく地上へ出る。そこはダーチア村のすぐそばだった。
腹が減ったと言うヴィシャスに、それならダーチア村で少し休ませてもらおうとカナタは言う。この村には知り合いが大勢いると。
STAGE12 凶弾の向く先
ダーチア村に入る2人。「知り合い」である村人たちに、水と食料、そして休める場所の用意をお願いするカナタに石を投げつける。セントラルビジョンを通してカナタが咎我人へ堕ちたことを知っていたのだ。必死で釈明しようとするも、咎我人の声には誰も耳を傾けてはくれない。その騒ぎで駆け付けたのはイージス率いる騎士団だった。
必死で抵抗するも、カナタの体力は既に限界が近い。そこでヴィシャスが取ったのは「これ以上自分たちに手出しをするなら村人をひとりずつ殺す」という脅しだった。怯む騎士団。そこにカナタの師であるクレスが現れる。クレスはカナタの凶行が理由なしに行われたとは思わないという。咎我人に堕ちたカナタを、クレスはまだ信じていたのだ。
その言葉に一瞬の隙を見せたカナタをヴィシャスが組み伏せる。さすがの咎我鬼も、強敵であるクレスを相手には楽には勝てないだろうと、カナタを人質に取ったのだ。そして手出しができないクレスはヴィシャスの前に倒れる。
「悪いヤツじゃないと思ってたのに!」とヴィシャスを責めるカナタ。しかしヴィシャスは「お前の想像したオレを勝手に押し付けるな」とこれを一蹴する。
そして騎士団は「人命が第一」と言い、撤退するのだった。
恐怖で支配された村人たちは、ヴィシャスの望むままに食料、水、そして酒を差し出す。ヴィシャスの行動を強く非難するカナタの前にナッシュが現れる。
あの夜、カナタを連れ出したあとに部屋に戻ったナッシュは「火の匂いがする」と言うミゼラによって外に連れ出されたのだった。その言葉にカナタはミゼラが火をつける前に修道院の子供たちを逃がしたと知る。しかし1度は全員逃げたものの、ナッシュの妹であるネイシュが、ナッシュからもらったお守りを取りに行ってしまったため火に飲まれ死んでしまったのだ。
カナタが逃げるために火をつけたと思っているナッシュは、カナタのせいで妹は死んだと怒りをぶつける。ナッシュはカナタの父がしていた人身売買のことを知っていながら、村のみんなには話していないという。意味もなく父を殺したと思われた方が、より多くの人が強くカナタの断罪を願うと思ったからだ。
カナタが執行されていないことに強く憤るナッシュに、「そんなに憎いなら自分の手で恨みを晴らせばいい」とヴィシャスは1本のナイフを渡す。しかし「咎我鬼のいう事なんて聞かない」とナッシュは立ち去ってしまう。
そして夜、これからのことを考えると眠れずにいるカナタだったが、とにかく体力を回復させようと床につく。その頃ヴィシャスの元に・・・
STAGE13 シラヌイは何度でも
カナタの前に唐突に現れたミゼラ。その体は返り血に濡れていた。
「咎我鬼は私が殺したから、もう大丈夫」というミゼラの言葉。傍らには心臓を突き刺されて死んでいるヴィシャスがいた。
わけがわからないと言いながらもミゼラと共に逃げるカナタ。しかし村の外には撤退したはずの騎士団がいた。逃げようにもどの道にも騎士団が待ち構えていて逃げ道がない。
ミゼラは「ないなら作ればいい」と、注意をひきつける何かで包囲網を崩そうと提案する。備え用の薪木に火をつければ騎士団の注意もそちらに向くはずだと。そして火をつけるのは・・・カナタからもらった「シラヌイの髪飾り」を使うという。一生大切にするつもりだった、ミゼラの宝物。しかしその時、2人は村人に見つかってしまう。手に持ったシラヌイの花も。
火をつけようとしてたのかと問いかける村人に、ミゼラは修道院と同じようにここも燃やしてやろうかと思ったと告げる。その言葉に、村人たちは修道院に火をつけたのはミゼラだと知る。騒ぎに駆け付けた騎士団をカナタが退けている最中、ミゼラは建物の屋根に立つのだった。
STAGE14 ワタシの罪
ミゼラは屋根の上から民衆に対し、「カナタが父コーディを殺したのは、自分がお願いしたからだ」と叫ぶ。コーディが死ねば修道院の遺産が入ると思ったが、捕まってしまったカナタが自分のことを話すと思い修道院に火をつけて殺すつもりだったと。
突然の作り話に驚くカナタ。しかしミゼラは必至に「カナタは悪くない」と叫んだ。
ミゼラに対し、高まる民衆たちの断罪の願い。そしてミゼラもまた、咎我人となってしまった。
次から次へと現る執行者。ミゼラを助けようと必死で戦うカナタ。ミゼラはカナタに戦うのをやめて逃げて欲しいと叫ぶ。しかしカナタは、さっきのミゼラの話はすべて作り話だと誤解を解こうとするが、咎我人であるカナタの声には誰も耳を傾けない。カナタとミゼラ、2人の咎我人の断罪を願う声は強くなるばかりだった。
「誰も自分の話を聞いてくれない、こんなのおかしい!」と憤るカナタ。
そこに現れたナッシュが、修道院に火をつけたのは本当かとミゼラを問い詰める。ネイシュが死んだのは、ミゼラのせいなのかと。
自分が着けた火によってネイシュが死んでしまったことにショックを受けるミゼラ。責め立てるナッシュ。
「小さい子を火事で殺すなんて」「同じ目に遭えばいい」「こんな魔女は焼死させてしまえ」
その民衆の声に、1体の執行人が現れる。これまで見たことのない姿の執行人に、カナタは言葉をなくした。
STAGE15 導きを護る罪火
巨大な執行者に驚くカナタ。この執行者の狙いはミゼラのようだ。
ネイシュを殺してしまった後悔から、覚悟を決めて執行を受け入れるミゼラ。執行者の放った火に身を焼かれるミゼラを見て、ナッシュは半ば狂ったように恨みをぶつける。そして民衆もまた、その姿に留飲をさげるような言葉を次々と言い放つ。
「これでいい」そう納得したミゼラの元に現れたのは、ミゼラに胸を突き刺されたヴィシャスだった。あれくらいで自分は死なないと言いながら。
「言いたいことがあるなら言ってみろ」その言葉にミゼラは、「自分に未来を見る資格はない。だけど自分を助けてくれたカナタも咎我人となってしまった。だれもカナタの優しさや正しさを、知りもしないくせに」と嘆く。
自分が許されないことはわかっている。しかしその罪を背負ってでも、カナタの尊さを守るために生きたい。そう強く願ったミゼラに、ヴィシャスはカナタにしたのと同じように黒く光る剣を胸に突き刺す。
そしてミゼラは己の罪を喰らってブラッドシン「デッドエンドフレア」を発動させる。
手に入れた新しい力で、巨大な執行者を倒した3人。巨大な執行者が倒されたことに慄く民衆。そして絶望したナッシュは、ヴィシャスからもらったナイフをミゼラに向けるも、「誰か」に断罪を願う。ヴィシャスはそのナイフを「自分で」使う覚悟ができたらいつでも来いと告げる
STAGE16 咎我ヲ背負いし者達
ヴィシャスに付いて行くというカナタに、ミゼラは自分も一緒に行くと告げる。そしていつかカナタを元の綺麗な場所に戻す方法を探すと。カナタは自分がいつか咎我人じゃなくなり、元の場所に戻るときはミゼラも一緒だと伝える。
ヴィシャスの行き先は「ナイショ」。しかし2人にとっても悪い場所ではないという。安全かどうかはわからないけれど。
何はともあれ、こうして咎我鬼と2人の咎我人の「咎我人一行」の旅が始まった。
まとめ!!
いやぁ長かった!!こんなに長い「序章」はなかなかないでしょう!しかしそれだけこの「テイルズオブクレストリア」がストーリーに力を入れているということですね。
RPGと言えば「旅」。そして旅に出るには「旅に出る理由」が必要なのですが、1章ではその「理由」が背景と共にしっかりと描かれましたね。
少し重苦しい話ですが、テイルズシリーズは割とこんな感じかな?と思います。この記事を書き上げている時点で5章前半まで公開され、私自身クリア済みですが、ここからの展開も圧巻の一言です。これソシャゲにするには勿体ないんじゃないの?という程に。まぁクレストリアは公式に「ナンバリング作品」であると言われているので、これくらいの作り込みは当然なのかもしれませんね。
さて、続く2章は少し明るい展開になります。緊張しっぱなしのカナタとミゼラも、それぞれの個性を出した絶妙の掛け合いで笑わせてくれます(笑)
2章のストーリーまとめも近日中に公開予定ですので、良かったら覗いてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。それでは、また。