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【名作殿堂入り】零シリーズの原点。やっぱり日本のホラーが一番怖い!【昔のゲーム】

みなさんこんばんは、「NO GAME NO LIFE」の矢印です。

ゲームのジャンルって色々あるのですが、今回は私の大好きな「ホラーゲーム」についてお話をしようかと。

日本で「ホラー」をゲームのジャンルとして定着させたのは間違いなく「かまいたちの夜」でしょう。全体的に見ればサスペンスの要素が濃く、正確に言えば「サスペンス・ホラー」なのですが、それまでになかった「怖いゲーム」を世間に提唱したのは前作にあたる「弟切草」、ジャンルとして確立させたのは「かまいたちの夜」で間違いありません。

しかしこれらは「サウンドノベル」というゲームであり、「ゲームをプレイする」というよりは「読み物を読み進める」と言った方がしっくりくるゲームです。そうは言っても「サウンドノベル」もかまいたちの夜のヒットでジャンルとして定着したため、ゲームなのは間違いないのですが。

かまいたちの夜発売から2年後、あるゲームが「本当のホラーゲーム」としてゲーマー達を恐怖のどん底に落とします。そう、あの「バイオハザード」です。こちらはアクションゲームであり、自分でキャラクターを操作するため、恐怖に対する「臨場感」がかまいたちの夜の比ではありませんでした。

このバイオハザードの大ヒットにより、アクションホラーゲームは次々と世に送り出されることとなります。有名どころでは「サイレントヒル」「SIREN」でしょうか。どれも滅茶苦茶怖いゲームで、私も戦々恐々としながらプレイした記憶があります。

が、それらのゲームですら生ぬるいと感じるほどのホラーゲームがあるのをご存知ですか?それこそが「零シリーズ」なのです。

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零シリーズとは

2001年12月に初代に当たる「零〜ZERO〜」がテクモより発売。プラットフォームはPS2。以降様々なハードで続編が発売される。2作目以降はナンバリング方式ではなく副題がつく。(5作目の「心霊手帳」のみ例外)最新作はWiiUで発売された「零 濡鴉ノ巫女」

シリーズ共通の設定として「射影機」というカメラでの戦闘がある。銃器などで敵を撃退するのがホラーゲームの定番である中で、本作の敵は「幽霊」であるため実態がなく、「射影機」で撮影することでのみ撃退が可能。「射影機」はカスタマイズすることで強化でき、フィルムが銃器にとっての弾の役割を果たすため、種類によって敵に与えられるダメージ量が異なるなどの違いがある。

零シリーズのここが怖い

ホラー大好きな私がバイオハザードやサイレントヒル、SIRENを差し置いてこの「零シリーズ」こそ最恐だと評価するのか。それには幾つかのポイントがあります。

怖いポイントその1:零シリーズの舞台が「日本」であること

多くの著名なホラーゲームの舞台は海外です。SIRENの舞台は日本なのですが、内容的に日本が舞台である必然性が薄い(和の要素が少ない)ため、やはり「日本舞台のホラーゲーム」というと零が連想されます。

皆さん「古びた洋館」と「古びた日本家屋」ではどちらが怖いでしょうか?まぁどちらも怖いでしょうが、皆さんの近くに「古びた洋館」はありませんよね?しかし「古びた日本家屋」は日本であれば1度は見たことがあるでしょう。そう言った既視感がゲーム内での体験をまるで自分の体験のように重ねてくるのです。

また、本作の敵は幽霊。アメリカ人の幽霊より日本人の幽霊の方が怖いですよね?幽霊ってめっちゃ話しかけてくる(設定が多い)から、英語だと「アーハーン⤴︎?」となってしまうけど、日本語だと内容わかっちゃうし。

怖いポイントその2:敵が「化け物」ではなく「幽霊」

子供ならいざ知らず、大人であればゾンビの存在を信じている人は極々稀でしょう。しかし幽霊だったら・・・?

多くのホラーゲームで戦う敵は「化け物」です。ゾンビだったり、クリーチャーだったりとその存在は作品によって様々ですが、共通して言えることは「実際には存在しないもの」です。

しかし零シリーズで戦う相手は「幽霊」であり、その存在を信じている人はたくさんいます。もし信じていなくても、暗いところでは「幽霊が出るかも・・・」と恐怖を感じる人の方が多いでしょう。

つまり本作では、プレイした後、つまり現実の世界に戻っても恐怖を引き継ぐという怖さがあります。

例えばお風呂に入ってる時、直前までバイオハザードをプレイしていたとしても「もしかしたらお風呂の外にゾンビがいるかも・・・」なんて本気では思いませんよね?しかし「もしかしたらシャンプーを流して顔を上げたら幽霊がいるかも・・・」と思う人は多いのではないでしょうか?つまり、そういうことです・・・

怖いポイントその3:謎の儀式

このゲームには「謎の儀式」がよく出てきます。人は「よく理解できないもの」には恐怖心を抱きます。

ムービーで描写される「謎の儀式」は、プレイヤーの精神をガツンガツンと攻撃してきます。いやマジで。

もしもあなたが森の中を歩いてて、その先で白装束の男10人が何やらお経みたいなものを唱えながら輪になってグルグル回っていたらどうしますか?その中央には目隠しをされた女性が寝そべっていたら?

私なら一目散に逃げますね。多分その時の100mのタイムは自己新を大きく更新しているでしょうな。

そういう「訳のわからない恐怖」も零の大きなポイントになっています。

参考

この「訳のわからない恐怖」については、実は「サイレントヒル」に軍配が上がる部分も多いです。あのゲームは本当に意味が解らなくて怖かった・・・ホラーゲームはあまりにも筋を通してしまうと怖さを半減してしまうんですよね。

怖いポイントその4:ファインダーを覗いて撮影する「行為」

これはこのゲームが非常によくできていると思ったポイントですね。人は何かを「覗き込む」という行為に、少なからず恐怖を覚える生き物なのです。

ましてやカメラのファインダー越しというのはいわば「別の世界」を覗き込んでいるような錯覚に襲われることもあるでしょう。

さらに、日本人は昔から「心霊写真」が大好きです。今でこそ一部のノイジーマイノリティによる苦情のためテレビで放送される機会も減りましたが、一昔前は「心霊特番」がしょっちゅう放送されていて、心霊写真のコーナーは大人気でしたから。

実は本作での「射影機」の使い道は「悪霊と戦う」以外に「心霊写真を撮る」というものもあります。

全ての霊が攻撃してくる訳ではなく、中には無害だけど確実に「そこに居る霊」も現れます。そういった霊を納めた「心霊写真」を集めることもやり込みポイントとして存在します。

まとめ!

今回は日本屈指のホラーゲーム、「零」を紹介しました。

最新作がWiiUで止まっており、リメイクも2作目である「紅の蝶」が「眞紅の蝶」としてWiiで発売されたのみなので、いずれも旧世代機でしか遊べないのが残念です。

ホラーゲームは解像度が上がるほど怖くなるのは間違いないので、4K対応のPS4での新作発売を願ってやみません。

また、VRもホラーでこそ本領を発揮できると個人的には思っているので、VRでも新作を出して欲しいです。

矢印
お願いコーエーテクモさん・・・無双もいいけど零の開発も検討して・・・

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