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【レビュー】二ノ国クロスワールドってどんなゲーム?プレイした感想や良い点悪い点まとめ【ニノクロ】

こんばんわ、矢印です。

6月10日に「二ノ国 CROSS WORLDS」がサービス開始となりました!!

今回は新作ゲーム「ニノクロ」のプレイレビューをまとめていきます。

ニノクロが気になっている方、始めようか迷っている方の参考になれば幸いです。

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二ノ国ってどんなゲーム?

「二ノ国」とは、2010年にDSからは発売された「二ノ国 漆黒の魔導士」から始まるシリーズ作品で、あのスタジオジブリが作画を担当、開発はレベルファイブが開発を行いました。

ジブリは言わずもがな、レベルファイブは最近の若い方はピンと来ないかもなので説明しますと「妖怪ウォッチ」「イナズナイレブン」などのコンテンツを生み出した会社で、出すもの出すものがメガヒットを連発したことから一気にトップへ登り切ったゲーム制作会社です。ドラクエの開発にも協力していました。

そんな2社のコラボということで、当時はかなり話題になったのを覚えていますが・・・結果としてこの「二ノ国」はそこまでのヒットは飛ばせず。それでもシリーズで何作かは出ましたが、どれもパっとしない印象です。

また、1作目の「漆黒の魔導士」はゲームに分厚い本がセットで付属されており、その本がなければゲームができないという特徴も。これは「割れ」と呼ばれる違法ダウンロード最盛期という背景から、「ソフトだけダウンロードしてもプレイさせないぞ」というゲーム会社の意地が見え隠れしてましたね。

ニノクロのゲーム性

あまり事前情報がなかったような気がしますが、「二ノ国 CROSS WORLDS」はMMORPGです。

MMORPGとは大勢のプレイヤーが同じフィールドで各々の目的のために動き周るゲームです。ソシャゲでこのタイプのゲームは珍しいですが、PCでは「FINAL FANTASY XIV」が有名ですね。

ニノクロのストーリー

ジブリが監修しているだけあって、ソシャゲといえども気になるのはそのストーリー性。

ニノクロのストーリーをざっと説明すると「主人公がゲームで遊ぼうとしたら精神がゲームの中に入ってしまって、その世界の危機を救いながら元の世界に戻る方法を探る」といった内容です。

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いや、何番煎じだよっっっっ!!

天下のジブリがこんな「なろう小説」のようなストーリーで挑んでくるとは思いもよらず。サービス開始から3日間遊んだだけではストーリーの全貌は見えたわけではありませんが、残念ながら真新しさや面白さは全く感じませんでした。

ニノクロの良かった点

ここからはニノクロを遊んでみて良かったについてまとめます。

残念ながらあまり多くは思いつかなかったのですが・・・強いて言うなら以下の2点ですかね。

その1:キャラクターデザイン

私はかなりのジブリ好きで、ジブリ作品は全て視聴済み。特に宮崎作品が大好きで、一番好きなアニメ映画は?と聞かれればノータイムでラピュタと答えます。

なのでこのゲームの良かった点として真っ先に上げたいのはそのキャラクターデザイン。ジブリ作品そのものと言える作画はジブリファンに限らずとも日本人なら馴染みのあるデザインでしょう。

ゲームにおけるキャラデザはかなり重要なポイントなので、そこをジブリが抑えているのはかなり大きいと思います。

その2:音楽

続いて音楽。ジブリ監修ということでゲーム内の音楽は当然のように久石譲氏が担当しています。

久石譲氏の音楽はその物語の世界観を最大限に引き出す魔力があると私は思います。それは今作ニノクロでも例外なく、物語の舞台エスタバニアの魅力を引き立ててくれています。

ソシャゲはマナーモードのままやる方も多いと思いますが、リィンカネとニノクロだけはイヤホンをしてでも音出しでやって欲しいゲームです。

ニノクロの不満な点

続いてニノクロのイマイチな点について。残念ながらこのゲーム、圧倒的に不満な点が多いです。

その1:複雑な操作性

FF14をプレイした方ならわかると思いますが、MMORPGはそこそこ複雑な操作が求められます。あれをスマホの画面でやれと言われたらちょっと難しいでしょう。

しかしそれをやらせようとしているのがこのニノクロ。FF14ほどではないまでも画面には細かいボタンがいくつも並んでいるため、ボタンの押し間違えも頻繁に起こります。

もう少し操作性に工夫が欲しかったなというのが率直な感想ですね。

その2:オートが過ぎる

ソシャゲに求める大きなポイントとして「手軽さ」があると思います。が、このニノクロは手軽というものを通り越してほとんど操作がいらないほど「オート化」されてしまっているのです。

基本的に「メインクエスト」と「名声クエスト(サブクエスト)」をこなしてストーリーを進めていくのですが、ボタンを押せば移動から戦闘まで全てオートでやってくれるのがニノクロです。

そのため「ゲームをやってる感」はまったくなく、勝手にどんどん進行していく感じ。その1で書いたようにMMOらしく戦闘に関してもスキルや通常攻撃、イマージェンと呼ばれる

その3:要素が多すぎる

最後に、このゲームは最初から色々な要素を詰め込みすぎてる感があります。

最初から毎日何時間、何十時間もガッツリと遊ぼうとしている方は嬉しいかもしれませんが、多くの人は「なんとなく始めて、面白かったら続けよう」と思ってるのではないでしょうか?

そんなライトユーザーがこのゲームの全要素を解禁、熟知するまではおそらく1週間以上プレイする必要があります。現在「ようこそ!エスタバニアへ」と称して様々なアイテムが貰えるイベントを開催しており、全ミッションコンプリートで貴重な星4のイマージェンが貰えるのですが、このイベントは期限がありゲーム開始から10日以内に終える必要があります。そのためにはそこそこ駆け足でゲームを進める必要があり、この点でもライトユーザーは置いてけぼりになりそうですね。

総評

このニノクロ、CMの打ち方からもかなりの期待を背負ったゲームだったのではないでしょうか。

しかし蓋を開けてみれば、残念なポイントが多いゲームだった気がします。本記事でも不満な点が多く、良かった点として挙げたのはジブリとしての部分のみです。

しかしこれはあくまで「ソシャゲ」としての評価であって、このゲームがPCゲームだったなら全然違った評価になったとも思っています。

ニノクロをプレイした感想としては「良くも悪くもFF14の劣化版」という印象。まぁMMORPGっていうのは似たような感じになってしまうのは仕方ないとして、「なぜこれをソシャゲでやってしまったのか」という思いが拭えません。

昨今のゲーム事情としては「より儲かる」という理由でソシャゲでの開発となってしまうのでしょうが、MMOならMMOとしての良さを最大限に引き出せるPCゲームとして出して欲しいのがユーザーの想いではないでしょうか。特にこういう素材が良いゲームならなおさら。

ニノクロはそんなソシャゲ全盛の現代に疑問を感じる作品でした。

最後まで読んでいただきありがとうございました。それでは、また。

 

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