こんばんわ、矢印です。
今日は6月17日にサービス開始となった新作アプリゲーム「白夜極光」をプレイしてみた感想をレビューしていきます。
タイトルにも入れましたが、久しぶりに面白いと思えるゲームなので気になってる方は是非参考にしてみてください。
白夜極光とは?
白夜極光は「TOURDOG STUDIO」開発のスマートフォン向けソーシャルゲームです。ジャンルは「ラインストラテジーRPG」とのこと。
この「TOURDOG STUDIO」という開発会社は聞いたことがないので調べてみたところ、どうやら韓国の会社のようですね。確かに「白夜極光」というタイトルからも韓国のゲームっぽさがにじみ出ています。
他の代表作などは見当たらなかったので、日本でリリースされるのはもしかしたら初なのかもしれません。
白夜極光は原作となるアニメなどは特になく、完全新作のオリジナルゲームのようです。
白夜極光のストーリー
「天空ノ谷」という地に住む「空の末裔」と呼ばれる民族。しかし天空ノ谷は17年前に「暗鬼」に襲われ一夜にして壊滅。なんとか生き延びた主人公(=プレイヤー)はそれから17年もの間、巨像「ソラヴァン」を起動させることを目的にその中で隠れて過ごす。
しかし十数年起動失敗を繰り返したソラヴァンのエネルギーも残り僅か。このまま起動できずに終わってしまうのかと思っていた矢先に、暗鬼と戦闘中の光霊「バイス」が偶然ソラヴァンに現れた。
主人公は空の末裔の能力である「感知能力」で光霊を指揮し、暗鬼たちを退ける。バイスの助けを得た主人公はついにソラヴァンの起動に成功、夢にまで見た外の世界に飛び出したのだった。
白夜極光のシステム
白夜極光のシステムについて解説します。
戦闘システムについて
まずは本作の1番の特徴となる「ラインストラテジー」という戦闘システムについて。
本作のバトルはタクティカルRPGのようなMAP上で行われますが、単純に移動と攻撃を操作するのではなく、色分けされたパネルの同色の上のみ移動することができ、敵に隣接したパネルを通ることで攻撃をする仕組みとなっています。また、移動したパネルの数に応じて「連鎖技」というスキルを発動したり、移動しなくても発動できる能動技という必殺技のようなものでも攻撃が可能です。
「ポコロンダンジョンズ」という7年以上サービス継続されているゲームのシステムに非常に似ていますが、単純なパクリというわけではなくオリジナルな要素も多く実装されています。
パーティは5人編成ですが、それぞれがマップに配置されるのではなくまとめて1か所での配置となり、行動時に通ったパネルの色に対応した属性のキャラのみ攻撃(スキル発動)をするという斬新なシステムです。(例えば青いパネルを移動した場合には氷属性のキャラのみが攻撃)
しかしパーティの1人だけ「隊長」を任命でき、このキャラだけはどの色のパネルを通っても攻撃(スキル発動)をします。隊長は1回の戦闘中に3回まで交代できるので、状況に応じた隊長交代で戦略の幅がかなり広がりそうです。
このパズルに似た戦闘システムがかなり面白いんです!単純な戦力差だけで戦況が決まらない奥深さを演出しています。
ガチャシステムについて
続いて一番気になるガチャシステムについて。
本作のガチャは「招集」と呼ばれ「光霊」、つまり「キャラクターガチャ」のみの実装です。キャラ、装備、オトモなどの闇鍋ガチャも多い昨今のソシャゲの中ではスッキリしてて良心的ですね。
しかし排出率については、最高レアとなる星6キャラクターはなんと2%と激渋。しかもシステムがかなりわかりにくいです。
ガチャを引くには「招集星標」というアイテムが必要なのですが、この招集星標は「光珀」という別のアイテムで購入できます。しかしこの光珀もさらに「クリスタル」というアイテムで購入する必要があり、このクリスタルこそが一般的なゲームで言うところの「石」となるわけです。
さらに「招集星標」には「特別招集星標」というものもあり、それでないと引けないガチャもあります。普通の招集星標はミッションなどで配られるのに対し、特別収集星標はクリスタルで購入しないと取れないようなのでよくある「有償限定ガチャ」に位置付けているのかもしれません。まぁクリスタル自体がちょいちょい貰えそうな雰囲気なので完全な「有償のみ」というわけではなさそう。
ちなみに招集星標も特別招集星標も課金の場合は同じ金額で、単純計算でガチャ1回400円、10連で4000円となります。まぁ金額としては安くもなく高くもない、普通の値段ですね。
その他ユニークな要素
このゲームではホームとなるのが巨像ソラヴァンの内部なのですが、ストーリーの進行で色々な機能が解放されていきます。一般的なゲームでいう「コンテンツ解放」のようなものなのですが、ただ単に解放していくのではなく実際にソラヴァンの中で生活するキャラクターたちに寄り添って解放されていく要素もあり、ソラヴァンの中を歩き回るデフォルメキャラたちは結構かわいいです。
白夜極光の良い点
久しぶりの良作で、良いと思う点を挙げると結構あるのですがその中でも特に良いと思った点を紹介します。
ストーリーが良さげ
まだ始まったばかりで掴みの部分程度ですが、ストーリーは結構面白いです。天空ノ谷が滅ぼされた理由や巨像とは?といった多くの謎や、これから登場するであろう他の空の末裔の生き残り、戦場に入り乱れる様々な勢力など、ソシャゲで物語の先が気になるのは本当に久しぶりです。
完全な主観ですが、なんとなくストーリー展開が「仮面ライダー」とか「スーパーヒーロー戦隊」に似ている気がするんですよね。敵の組織感とかが特に。元々その辺が大好きな私は世界観にすんなりとハマりました。
個性的で秀逸なキャラクターデザイン
ソシャゲに限らず、ゲームやアニメはキャラクターのデザインはかなり重要。特に海外のゲームだと日本人から見ると「コレジャナイ感」が半端ないこともあります。
しかし白夜極光のキャラクターはどれも個性的かつ日本人から見ても可愛い&カッコいいキャラばかり。
また、先にも書きましたが戦闘中やソラヴァンの中での生活のときのデフォルメキャラも非常によくデザインされています。
戦闘がとにかく面白い
戦力での単純な殴り合いではなく、戦略次第で格上にも勝てそうなこの戦闘システムはかなり良くできていると思います。
最高に渋いガチャですが、キャラクターも使いようや場面によって星6以上に星5の方が役に立ったり火力を出せる場面も多いのでそこまで気にならないのが現状です。
マルチプレイとも相性が良さそうなシステムなので、今後はもっと広いマップを使ったレイドバトルやギルド戦などの実装も楽しみです。
ハーレムゲームとしての側面もあり
本作ではキャラクターとLINEのようなメッセージやり取りができ、好感度を上げたりすることができます。
メッセージでは各キャラの個性が掘り下げられ、時には呼び出されてお願いをされるなどイベントが発生することも。ただし返事はほぼ1択で、たまに選択肢が出る程度。今後はもっと選択で分岐ができるようになると一層楽しめそうです。
そうやってお気に入りのキャラやかわいいキャラと親睦を深めていく「ハーレム」のような楽しみ方もあります。
白夜極光の悪い点
もちろんどんな名作にも改善して欲しい点はあります。続いてここはちょっと・・・という点について。
戦闘にかかる時間が長い(オートはあるがスキップは未実装)
仕様上仕方ない部分もありますが、普通のソシャゲのバトルに比べて戦闘にかかる時間はかなり長いです。
例え敵の戦力を大きく上回ったパーティでも、敵の前までマスが繋がっていなければ攻撃すらできません。連鎖技もある程度の数のマスを踏む必要があるため、初期のパネル配置によっては格下の敵でも倒すのに数ターン要することもあります。
それに加えて、白夜極光にはソシャゲ界では当たり前になりつつある「スキップ機能」がまだ実装されていません。「オート戦闘」はあるものの、時間がかかるという点は同じため「サクサクとクエストを回したい」という方には少し面倒に感じるかもしれませんね。
キャラの編成が単調
本作のガチャはキャラクターのみです。ガチャシステムの紹介では「良心的」と言いましたが、裏を返せばキャラの他に装備やオトモなどが実装されているゲームに比べて「編成が単調」とも言えます。
キャラと武器の組み合わせなど、戦闘前の「編成」を楽しめるゲームではなく、あくまで戦闘中の「戦略」で楽しむゲームであるということです。
ストーリーの展開が少しわかりづらい
ストーリーは面白そうなのですが、その展開が少しわかりづらいことも。
白夜極光の物語はよくある「紙芝居調」で進んでいきます。そのため所々で状況がわからないことがしばしば。特に序盤の主人公がどういう状態なのかわからず、私は勝手にカプセルのようなものの中に入っていると思い込んでいました。そうでないことは少しストーリーを読み進めれば解るのですが、次はソラヴァンがどういう状態だったのかも。後に「土に埋まってた」という描写があるのですが、リアルタイムで物語を読んでいた時にはわからない、わかりづらい点がけっこうあるかもしれません。
総評
というわけで、白夜極光のシステムから良い点悪い点などを紹介してきました。
とにかく言えるのは「久しぶりにやりこみたいゲームが出てきたな」ということ。もちろん向き不向きや好みはあるのでしょうが、↓のような方には是非おすすめしたいゲームです。
こんな方におすすめ
- 頭を使ったバトルを楽しみたい方
- かわいいキャラやかっこいいキャラが好きな方
- 無課金微課金でも勝てるゲームがやりたい方
- 仮面ライダーが好きな方
まだサービス開始直後でどう転ぶかわかりませんが、この面白さをキープしつつ長く遊べるゲームになったらいいなと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。それでは、また。