どうも、矢印です。
最近やたらと広告が出て、ちょっと興味が出た「原神」というゲーム。最近MHW:IBもちょっと飽きてきたし、そろそろ新しいゲームを探していたこともあって少し調べたところ、結構面白そうだったのでプレイしてみました。
今回はそんな「原神」のレビューをまとめていきます。結論から言えばかなりの良作だったので、プレイしようか迷っている人の背中を押せれば嬉しいですね。
「原神」ってどんなゲーム?
プレイする前にちょっと調べたところ、まず最初にわかるのが「オープンワールドで展開されるMMORPG」であるということ。
「オープンワールド」が大好物の私はこの時点で「ほほぅ、やってみるか」と思っていたのですが、wikiにもっと惹かれる一言が。
本作は『ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド』から影響を受けていると公言している。
出典:原神-wikipedia
これは!!「ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド(以下BoTW)」と言えばRPGに革命をもたらした神作中の神作!私も当時は寝る間を惜しんでやり尽くしたゲームじゃないですか!!
これが決定打となり、さっそくダウンロードしました!
プラットフォームは多いがPC版だけ注意が必要
さて、始めるはいいけどこの「原神」というゲームはなんとWindows、iPhone、android、PS4、switchでプレイ可能。
android以外は所有している私にとって「どのハードでやるか」問題に直面しました。が、本作はなんと「クロスプレイ」が可能。つまり同じデータを複数のハードで共有できるということで「出先ではスマホ、家に帰ったらPS4で続きをプレイ♪」なんてことが可能なんです。
それなら私はPC一択。switchは息子が使うこともあり、PS4はリビングのテレビに繋いでいるためどちらも占有が難しい・・・唯一いつでも使う事ができるPCで始めよう!
と思ったら大きな落とし穴がありました・・・なんとクロスプレイが可能なのは「PC以外」のハード間で、PCだけは他のハードとクロスプレイができないのです。
これから始めようと思っている人は注意してくださいね・・・
「原神」をプレイした感想
原神を20時間ほどプレイしてみた感想について。
BoTWインスパイアということで始めたこともあり、何かと比べてしまいがちですが結論から言えば「清々しいパクり」って感じです。いやマジで。
普通は「影響を受けた」と言っても、要所要所でオリジナル要素を出してパクリと言われないよう作り上げると思うのですが、この原神はBoTWの良いとこはそのままパクった上でオリジナルの要素を追加した感じですね。
それではいくつかのポイントに分けてレビューします。
原神の世界観について
オープンワールドということで、その世界観やグラフィックはかなり重要なポイントになります。しかしこの原神、その点では満点に近いほどの作り込みと言っていいでしょう。
程よく美しいこのグラフィック。最近だと4K対応などで超絶美麗なグラフィックのゲームも増えてきましたが、例えばFF7Rのようなグラフィックでは、オープンワールドでそのクオリティを維持していくのは難しいと思います。何よりユーザーはそこまで求めていないのではないでしょうか。
原神の風景はBoTWと同程度の印象。つまりプラットフォームの最上位であるPC(あるいはPS4)を基準にしているのではなく、switchを基準に作っているようなレベルです。
1つ気になるのは、BoTWに比べて「ワクワク感」が少し劣る点。「あそこの山登れそうだな・・・」「あの陸地まで飛べるかな?」など、歩いているだけ、世界を見渡すだけでワクワクできたBoTWに対し、原神ではそこまでワクワクしません。
理由がはっきりわからないのがモヤっとしますが、それだけBoTWの方が「世界」を作り込んでいたということですかね。
キャラクターについて
これは文句なし!魅力的なキャラが大勢登場します。
またもやBoTWとの比較で申し訳ないのですが、プレイアブルキャラがリンク一択のBoTWに対し、原神では様々なキャラが操作できます。
原神ではキャラ毎に扱う武器種が異なり、4人パーティでキャラを切り替えることで様々な攻撃が可能になります。BoTWでリンクが武器を持ち変える要素が原神ではキャラの切り替えになったという感じでしょうか。
キャラクターデザインも秀逸で、海外メーカーだと日本人の感覚と微妙なズレがあることも少なくないですが、本作ではすんなりと受け入れられるデザインばかりです。
ただし、ここに本作の最大の問題点が・・・キャラクターと武器の入手方法がなんとガチャなんです。
ここまでのクオリティのゲームならガチャシステムでなく月額課金でもよかったのに・・・これは時代の流れで仕方ないと言ってしまえばそれまでですが、残念です。
操作性について
本作の基本アクションは「歩く(走る)」「ジャンプ」「登る」「滑空する」「泳ぐ」の5種類。
ここが良い意味でBoTWをパクっている部分ですね。オープンワールドの良さを存分に引き出す「世界の隅々まで自力で行ける」という仕様です。
惜しむらくは、通常の移動速度がかなり遅いところ。走るのにはスタミナゲージを消費し、広いオープンワールドをほとんど歩いて移動することになるので、面倒と感じる人は多いかも。同様に滑空の移動スピードも遅めです。
一応ワープポイントはあるものの「歩いて何かを発見」が醍醐味のゲームでこれは結構致命的です。
戦闘システムについて
このゲームでBoTWを越えた唯一のポイントが「戦闘システム」です。
BoTWの戦闘の難易度は高めで結構な「死にゲー」でした。戦闘中の操作もそこそこ煩雑だったため、そこで挫折してしまった人も少なくないでしょう。私の甥っ子もそのクチで「勿体ないなぁ」と思っていました。
原神では戦闘の難易度はかなり低めに設定されており、キャラの攻撃パターンは「通常攻撃」「元素スキル」「元素チャージ」の3種類。直観的にプレイできる操作性となっていて、感覚的には「白猫プロジェクト」が近いですね。
BoTWにはなかった「キャラレベル」の概念があり(RPGにはあるのが普通ですが)、キャラを育成することで戦闘は楽になります。かと言ってレベルが低いとどうにもならないほどではなく、戦術次第ではレベルがかなり上の敵でも倒すことができるのも良いところですね。
さらに本作のアイデンティティとも言える「元素」の要素が絶妙。簡単に言えば「属性」のようなものですが、属性のように単純な「得意・苦手」の関係ではなく、異なった元素同士が反応を起こし様々な効果が生まれます。
やり込みたい人にはもの凄く掘り下げられる要素でもあり、サラッと遊びたい人には「属性」程度の解釈でもなんとかなる。そんな絶妙な要素がこの「元素」というシステムです。
ダンジョンについて
原神の世界には「秘境」と呼ばれるダンジョンが点在します。
BoTWではリンクを強化するための要素でした。しかしレベルの概念がある原神にとっての秘境はただのダンジョン扱いですね。どちらかと言えばFF14のインスタンスダンジョンに近く、挑戦するにはプレイヤーランク(冒険者ランク)がそのダンジョンの挑戦条件以上である必要があります。
また、FF14のインスタンスダンジョン同様最大4人のパーティを組んで挑戦できます。
ゼルダのような謎解き要素は薄く(入れ込もうと努力してる節は見て取れますが)、戦闘メインのダンジョンとなっています。中には当然ストーリーの進行に必要なものもあります。
まとめ!!
今回は原神を20時間程度プレイしてみての感想をまとめました。
BoTWに酷似しているゲームとあって、何かと比べてしまいましたが「神ゲー」と名高いBoTWと比べても完全に劣化版とは言えない出来で、私としては「こういうのでいいんだよ!」と言いたくなるゲームでした。
BoTW2の制作も発表されたことですし、BoTWを楽しめた方にはオススメのゲームです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。それではまた。